阿部 力也 特任教授

卒業論文テーマ

研究テーマ 電力自由化後の電気事業
研究室の紹介

当研究室は、数年後に迫った電力システム改革により電力産業やサービスおよびその周辺においてどのような変化が起こりうるか、あるいはどのような変化を起こすべきかについて学術的なアプローチにより調査研究し、さらに実践的なアプローチにより社会実装を試みることに焦点を置いています。 また、電力システム改革が他産業に及ぼす影響や新産業創出の可能性についても実践的に研究していきます。

最大受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://www.digitalgrid.t.u-tokyo.ac.jp
実施場所 工学部3号館
備考  
卒業論文テーマ
  • (1) 電力流通ビジネスモデルによる持続可能な社会システム形成についての研究
  • (2) 家庭内各種センサーが生み出す広域サービスの付加価値定量化
卒業論文の狙い

(1) 従来の電力ビジネスモデルは、巨大インフラの構築→長期間での回収というものであり、業界保護が必然であった。インフラ構築が一巡した現在、新たな電力ビジネスモデルの構築が求められている。本プロジェクトではそこに焦点を当てる。

(2) 少子高齢化社会に移行していく過程で、家庭内では様々なサービスニーズが発生している。これはクリステンセンらが言う「無消費」ニーズになっていて掘り起こされているものが少ない。これらを探り出し、実現するシステムを構想しウェブアプリを構築する。

卒業論文の内容/計画
  • (1) 電力流通部分(送配電)に注目し、 ・インフラを感じさせない装置 ・工事を感じさせない作業 ・インターネットを駆使したビジネス により、ユーザー数の急拡大が可能で、かつ持続可能な電力流通事業を構想し、事業価値を算出する。 そのため、他業界・他業種において類似のものを探索して研究の基礎とする。(ウェザーニュース、ヤフーオークション、セコム等)
  • (2) 家庭内で必要とされている「無消費」サービスを、インタビュー形式で探り出す。対象者が気付いていないサービスを探し出すため、行動記録を中心としたインタビューを行う。家庭レベルの空間配置から生まれる広域サービスについても検討する。 探し出したサービスを実現するシステムおよび必要なセンサー等を考案し、ウェブアプリ化する。それらのサービスが生み出す付加価値について定量化を図る。
備考

テーマ(1),(2)とも、要プログラミング能力。

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