研究テーマ | 産業環境学の構築 |
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研究室の紹介 |
本研究室は、柏キャンパスの新領域創成科学研究科人間環境学専攻に所属しており、大和裕幸教授と共同で活動を行っている。情報技術の応用を技術シーズとして、課題解決型の産官との連携研究プロジェクトを数多く行っていることが特色である。 |
最大受入人数 | 3名(各テーマの定員は1名、全体で3名) |
研究室ウェブサイト | http://www.nakl.t.u-tokyo.ac.jp/is/ |
実施場所 | 柏キャンパス環境棟2階274号室を中心に、本郷キャンパス工学部3号館310号室を補助的に利用 柏への移動は交通費の補助を予定 |
備考 |
卒業論文テーマ |
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卒業論文の狙い |
船舶設計は航路や船速、燃費、載貨重量等の与えられた仕様に最適化して行われる。一方で船舶運航の利益率は海上輸送需要と原油価格といった予測できない不確実な変動要素に支配されている。性能に大きな影響を与えるプロペラや船首部分を改修・交換できるオプションを設計時に提案することで製品ライフサイクルを通じた価値の向上が見込めるか検討する。 |
卒業論文の内容/計画 |
システムダイナミクス、構造解析の基礎、流体力学の基礎、溶接技術等の生産技術等の基礎を習得した上でモデルを作成し、シミュレーションプログラムの開発とリアルオプションアプローチによる評価を行う。 エンジンやプロペラ、船体の効率から計算される船舶モデルの構築 船舶の改修工事に関する調査 (内部構造と改修工事コストの関係、プロペラ交換コスト等) リアルオプションアプローチによる船舶設計オプションの評価 研究室にあるインフラや過去のデータを活用しつつ、実際に関連する現場の方々へのインタビューや調査・打ち合わせなどを通じて研究テーマを固める。 定期的に、研究室の教員や大学院生の学生とのミーティングを行いながら研究を進める。 |
備考 |
卒業論文テーマ |
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卒業論文の狙い |
日本の原油、LNG、シェールガス等のエネルギー需要や景気の変動、パナマ運河拡張の影響などによる航路の変化に対して、海運会社は保有する原油タンカー、LNGキャリア等をどのようなポートフォリオで持ち、減速運行、停船や係船、改修、売却、解撤等の船腹の調整オプションをいつ行使するのが適切か、システムダイナミクスとリアルオプションアプローチにより評価する手法を確立する。開発した評価手法に基づいて新しい船舶や物流システムのための技術開発を伴う有効なオプション(フレキシビリティ)を探索、提案し、実現可能性を評価する。 |
卒業論文の内容/計画 |
システムダイナミクス、海上物流システム、船舶設計等の基礎を習得した上でモデルを作成し、シミュレーションプログラムの開発とリアルオプションアプローチによる評価を行う。 港湾作業および海運業の調査 海運業における需要変動への対応措置の調査 世界のエネルギーフローの調査とシミュレーションモデル構築 船腹の調整オプションの経済性評価 海上物流システムのフレキシビリティの検討 研究室にあるインフラや過去のデータを活用しつつ、実際に関連する現場の方々へのインタビューや調査・打ち合わせなどを通じて研究テーマを固める。 定期的に、研究室の教員や大学院生の学生とのミーティングを行いながら研究を進める。 |
備考 |
卒業論文テーマ |
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卒業論文の狙い |
造船業をはじめとした大型部材を溶接により組み立てて製品を製造する産業では、溶接変形により部品が設計通りの形状を保つことが困難である。レーザースキャナーという三次元計測器による工場内の部材の計測データを用いて部品の精度を検討する方法を検討し、処理プログラムの開発を行う。 |
卒業論文の内容/計画 |
研究室での開発から、共同研究先により商用化されたソフトウエアでのプログラミング技術と溶接による構造部材の変形の基礎を習得したのちに、工場で計測された実データの処理方法および有効な解析方法を検討する。 ソフトウエアの開発(主な使用言語はC#) 対象とする産業および工程の調査(造船など) 関連技術の調査 ソフトウエアの開発と結果の評価 工場での実証実験 研究室にあるインフラや過去のデータを活用しつつ、実際に関連する現場の方々へのインタビューや調査・打ち合わせなどを通じて研究テーマを固める。 定期的に、研究室の教員や大学院生の学生とのミーティングを行いながら研究を進める。 |
備考 |
卒業論文テーマ |
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卒業論文の狙い |
製造業系の大規模プロジェクトにおいて、下流の開発製造工程は上流の設計工程の意思決定を効率的な遂行していくことがミッションである。様々な変動要因(仕様変更、外注作業の納期遅れ、製造設備の故障等)による効率低下のリスクがあるが、この解決はプロジェクトマネージャーや現場監督のノウハウに頼っている。情報システム開発あるいは造船において工程変動要因の特定と、それらのうち不可避の変動要因が引き起こす効率低下リスクを下げる組織設計をシミュレーションにより行う。 |
卒業論文の内容/計画 |
対象産業ドメインと先行研究の調査から目的の明確な定義を進め、シミュレーションモデルの設計、プログラミング、結果の評価へと進む。対象産業は共同研究先企業の状況により決定する。 対象とする産業および工程の調査(情報システム開発、造船など) 関連技術の調査 プロトタイプシステムの開発 シミュレーション結果の評価 研究室にあるインフラや過去のデータを活用しつつ、実際に関連する現場の方々へのインタビューや調査・打ち合わせなどを通じて研究テーマを固める。 定期的に、研究室の教員や大学院生の学生とのミーティングを行いながら研究を進める。 |
備考 |