松尾 豊 特任准教授

卒業論文テーマ

研究テーマ ウェブ工学と人工知能
研究室の紹介

松尾研究室では、ウェブ工学と人工知能の研究をしています。また、グローバル消費インテリジェンス寄附講座も主宰しています。GoogleやFacebook, twitter, LINEといったウェブサービスが急激に生活や社会の仕組みを変えています。また、米国では新たな人工知能の技術に対し、巨額の買収合戦が起こっています。ウェブや人工知能は社会を大きく変える力を秘めています。当研究室は、World Wide Web Conferenceのウェブマイニング部門でチェアを務め、人工知能学会で編集委員長を務めるなど、国内外のウェブ・人工知能研究で中心的なグループのひとつです。リクルートをはじめとする企業との共同研究を行ったり、READYFORやGunosyといったサービスも輩出しています。ウェブや人工知能の研究をしたい人、企業とのデータ分析のコンサルティングをしたい人、自分で新しいウェブサービスを作りたい人には向いていると思います。

最大受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://weblab.t.u-tokyo.ac.jp
実施場所 工学部2号館および9号館
備考

現在、研究室は9号館にありますが、2号館に移る予定です。

卒業論文テーマ
  • ウェブサービスの企画・構築・運営
  • ソーシャルメディアの分析と情報発信に関する研究
  • ネットと政治に関する研究
  • ウェブ上の教育サービスや広告システムの研究
  • ウェブ上の情報を用いた株価分析/企業価値分析
  • 人工知能の研究、特にDeep Learningの研究

ほか

卒業論文の狙い

ウェブサイトやウェブサービスを構築すること、また、ウェブ上のデータや企業のもつ消費者のデータを分析することができる力を身につけます。これらの能力をつけることで、社会の新たな課題、ビジネスチャンスに対して、自分の提案を世の中に問うことができるようになります。サービスの立ち上げや起業につなげる学生も多くいます。一方、企業における顧客データを分析し消費者理解のできる人材(CMO人材)は、いま企業で最も不足しており、必要とされています。金融、コンサルティング、教育、情報産業、官公庁、こういった業種を問わず、データ分析から事業のソリューションを提案する力を身につけます。人工知能の研究に関しては、おそらく今後10年の間にさらなる飛躍的な進歩を遂げる技術であり、学術的にも社会応用面にも大きなインパクトを持つ研究を目指すことで、研究者としての実力を身につけます。また、研究活動全般を通じ、海外に行くことも強く奨励されており、変化の激しい時代にグローバルに通用する人材の輩出を目指しています。

卒業論文の内容/計画
  • 最初の1〜2ヶ月でプログラムの基礎を学習します。初心者でも学習できるチュートリアルが整備されています。
  • 自らの興味ややりたいことに応じて、研究テーマを設定します。
  • 研究テーマの関連研究や技術動向の調査を行います。
  • 毎週の研究室内の研究会で進捗報告をしながら、アドバイスをもとに研究を進めてきます。企業との共同研究の形を取ることもあります。
  • 11月〜12月の段階で研究としての新規性や有用性を明確にし、卒業論文執筆のための研究の形を整えます。
  • 12月〜1月にかけて卒業論文を執筆します。
  • 研究成果によっては、ジャーナル論文の執筆、学会での研究発表、国際会議などの発表を行います。
備考

せっかくの卒業研究ですから、ぜひ自分がやりたいテーマで、インパクトの大きなことをやってもらえればと思います。

ページトップへ