西野 成昭 准教授

卒業論文テーマ

研究テーマ 社会経済システムにおける意思決定と制度設計に関する研究
研究室の紹介

当研究室では、ゲーム理論、経済実験、マルチエージェントシミュレーション等の手法を統合的に用いて、社会経済システムにおける諸問題を対象に、その背後に潜む理論的メカニズムの解明と社会システムを適切に機能させるための制度設計に関する研究を行っています。

最大受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://www.css.t.u-tokyo.ac.jp
実施場所 工学部3号館
備考

説明会で使用した資料はこちら

卒業論文テーマ
  • ネットワーク理論等を用いたサービス構造の理論的解明に関する研究
  • サービス設計理論構築を目指した基礎研究
  • 分散型電力システム実現のための制度設計に関する研究

ほか

卒業論文の狙い

上記で示したテーマは方向性を示すものであり、テーマ詳細や研究計画については教員とのディスカッションを通して具体的に決定していきます。当研究室での研究テーマは、ゲーム理論、マルチエージェントシミュレーション、経済実験等、方法論としては共通していますが、研究対象は社会経済システムにおける様々な事象を設定し、それぞれの学生が異なるテーマに取り組んでいます。基本的に、対象設定は学生が主体的に興味をもつ問題を選択することを薦めていますが、近年の社会的要請等を考慮して、サービス科学/工学に関連するようなトピック、または、分散型電力システムに関する問題について、中心的に扱うことが研究室でも多くなってきています。卒業研究でも、その周辺の問題を対象にテーマ設定することを推奨しています。

研究を進める上では、対象とする事象のメカニズムを科学的見地から明らかにすることが重要であり、そのための方法論的基礎や分析方法などを、卒業研究を通して身につけることも狙いの1つです。特に社会経済システムを対象にする場合、人の主観的で不確実な要素が少なからず含まれますが、それをどのように客観的な科学的方法をもって追究するかが研究上での重要な点です。どの対象を選択するかに依らず、上記の点はすべてのテーマに共通するものであり、卒業論文を通して習得すべき能力である。

また、卒業研究の達成度によっては、海外を含めた学会発表へのチャレンジをすすめる。

卒業論文の内容/計画
  • 7〜10月:基本的な手法等の学習と関連する文献の調査
  • 9月:卒論の方針、テーマ詳細の決定
  • 10月:実社会の調査、モデルの構築
  • 11〜12月:理論分析、シミュレーション及び経済実験の実施など
  • 1月:結果のまとめ、論文作成
  • 2月:発表および論文提出
備考

横断領域的なアプローチで研究を進めますので、異分野の研究者とのディスカッションなども積極的に行います。卒業研究は、内容次第でJST等のプロジェクトや企業との共同研究などの一部として進めることもあります。

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