柴沼 一樹 講師

卒業論文テーマ

研究テーマ 持続可能な社会を創造する革新的力学モデリング
研究室の紹介

「持続可能な社会」その実現に向けて、構造物の力学的な安全性の確保は最も基本的かつ重要な課題であるといえます。 この解決に向けて必要となるのが、数学および力学の知識を基礎として複雑な力学現象を適切なモデルで説明することです。
柴沼研究室では、理論力学・実験力学・計算力学手法を駆使して基盤構造物の安全性を評価する革新的かつ実践的な力学モデルの構築を目標として研究を実施します。

最大受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://www.struct.t.u-tokyo.ac.jp/shibanuma/
実施場所 本郷キャンパス 工学部3号館348号室
備考

研究室の訪問希望や質問がある場合はshibanuma@struct.t.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください。
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卒業論文テーマ
  • 破壊現象の究明
  • 経年劣化の高精度予測手法とメンテナンス理論の確立
  • 革新的力学モデルの提案
卒業論文の狙い

基礎から応用への展開を意識し、産業界との連携を重視した研究を実施します。 特に,社会において工学が担う役割,学んだ知識・技術が社会にどのように生かされるかを実際に肌で感じてもらえるようなテーマに取り組みます。

卒業論文の内容/計画
  • 破壊は材料や構造物の代表的な力学的極限状態であり、多くの場合で動的かつ非線形性の強い複雑な材料挙動を伴い、精密な計測も容易ではありません。 このため、破壊現象の究明は工学分野における究極の力学問題のひとつであるといえます。 一方で、破壊現象を合理的な理論により定量的に説明することができれば、基盤構造物の安全設計に直接的に反映できるため、実用的にも極めて有用です。 このような観点から、材料や構造の破壊現象を、その微視的機構から巨視的挙動まで統一的に取り扱うモデルの開発を行います。
  • 近年では社会の基盤となる既設構造物の経年劣化が進み、現状の維持管理手法の限界を示唆する事故や災害の発生も報告されつつあります。 したがって、それらを合理的に維持管理するシステムの構築は喫緊の課題となっています。 この課題を解決するために,基盤構造物の疲労や腐食といった代表的な経年劣化に対して、現象論的・統計的なアプローチを統合することで合理的な維持管理を達成可能なモデルの構築を行います。
備考

具体的なテーマが決定した後は,研究室における日々のオープン・ディスカッションを通じて研究を進めていきます.

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