田中 謙司 特任准教授

卒業論文テーマ

研究テーマ 電力ネットワークを用いた社会システム・イノベーションの研究
研究室の紹介

かつて通信分野では、インターネットの普及により集中型から分散型への転換が起き、大きな社会変革をもたらしました。今後は電力分野においても、自然エネルギー発電の普及や防災の観点などから、分散型電源への 対応が重要となってきています。本研究室では、分散対応可能な要素技術を取り込みながら、このような自律分散的に対応した電力ネットワークの実現や、その際の社会へ与える影響について研究を行っています。

最大受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://www.sys.t.u-tokyo.ac.jp/staff/tan.html
http://www.digitalgrid.t.u-tokyo.ac.jp
実施場所 本郷キャンパス 工学部3号館326号室
備考

阿部研究室と同部屋となります。また、青山研究室とも共同で研究会を開催します。

卒業論文テーマ
  • 顧客需要データと蓄電を活用した電力小売流通サービスの設計
  • 海上物流を活用した災害時輸送システムの設計法の研究
  • エネルギー効率的な都市の社会システムの設計

ほか

卒業論文の狙い

卒業論文の内容/計画
  • テーマ(1)現在、デジタルグリッド電力技術に、情報技術、金融技術を組み合わせた次世代型電力サービスの提供により、国内外の電力流通網を、需要に合わせて災害に強く、安定かつ強固なものへ再構築するための研究開発と事業化を目指している。本研究では電力小売流通サービスの設計のための、電力需要データと気象データをはじめとする関連データを基にして、電力需給のマネジメントとそのアルゴリズムの開発、さらにそれを用いた顧客サービスモデルの研究と検証を行う。
  • テーマ(2)初期の段階で導入した沖縄を事例に,現状の課題を整理し実際の使用データを用いてユーザの利便性を高める新しいシステム・サービスを検討します。
  • テーマ(3)災害時の物流確保は国内外で喫緊の課題として認識されている。本テーマでは、比較的被害を受けにくい海上輸送を活用した災害輸送システムを検討する。まずは、その活用のための課題の基礎的な調査を行い、海上輸送、陸上輸送の災害時の被災状況を調査し、国内の災害を想定した輸送システムの設計法の開発と検証を行う。
備考

実践的な研究を行いながら学術的な体系としてまとめることに興味のある方を求めます

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