阿部 力也 特任教授

卒業論文テーマ

研究テーマ 電力自由化後の電気事業
研究室の紹介

当研究室は、数年後に迫った電力システム改革により電力産業やサービスおよびその周辺においてどのような変化が起こりうるか、あるいはどのような変化を起こすべきかについて学術的なアプローチにより調査研究し、さらに実践的なアプローチにより社会実装を試みることに焦点を置いています。 また、電力システム改革が他産業に及ぼす影響や新産業創出の可能性についても実践的に研究していきます。

標準受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://www.digitalgrid.t.u-tokyo.ac.jp
実施場所 工学部3号館
備考

卒業論文テーマ
  • (1) 再生可能エネルギーによる地方創生実現プロセスに関する研究
  • (2) 需要・発電予測による再生可能エネルギー導入比率の算定と向上策に関する研究
  • (3) 離島・途上国など独立系統の電力システム構築手法とその経済モデルに関する研究

ほか

卒業論文の狙い

(1)再生可能エネルギーにより地方を安価で安定なエネルギー供給地点とし、安価な電力と産業振興基金により地方創成の実現プロセスをモデル化しシミュレーションする。

(2)電力需要を測定し、さまざまな需要家に対して需要予測を行い、発電予測と組み合わせて日本全体の再生可能エネルギー導入比率を算出し、さらにその比率を向上させうる電力システムについて考案する。

(3)離島・途上国などでの独立電源系統における再生可能エネルギーを主とした電源システムの構築手法と、運用方法および経済モデルについての研究をおこなう。

卒業論文の内容/計画
  • (1)郡山市を例にとり、産業連関分析とシステムダイナクスを駆使してエネルギーによる収入と、安価なエネルギーをベースとした基金による産業創生による地方創生の可能性を算出し、日本全国大への展開とその経済効果について検討する。
  • (2)スペインの電力需要と発電制御のデータを基に需要および発電の予測と、追従制御並びに誤差の縮小方法に関する研究を行い、日本に当てはめた場合の再生可能エネルギーの導入比率を検討する。また、それをいかにして拡大するかについて電力システムの構築方法に立ち返って研究を行う。
  • (3)離島や途上国では孤立した電源系統が数多く存在する。そのような電力系統では化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトが必要であり、そのためには新しい電源システムの構築と運用が必要になる。またその経済モデルは従来とは異なるものにならざるを得ない。本プロジェクトではこれらの新システムについて研究を行う。
備考

いずれのテーマもプログラミング能力を必要とします。

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