縄田 和満 教授

卒業論文テーマ

研究テーマ 社会経済現象のデータ分析による解析
研究室の紹介

当研究室では、いわゆるビッグ・データ等の計量分析手法を用いて、各種の社会経済現象の解析を行っています。

標準受入人数 3名
研究室ウェブサイト http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/qal/index.html
実施場所 工学部3号館208号室
備考

9月上旬まで戦略的サバティカルで、英国ヨーク大学に滞在していますので、nawata@tmi.t.u-tokyo.ac.jpに連絡して下さい。また、過去の研究に関しては3号館208号室で閲覧できますので、利用して下さい。(事前予約要。)

卒業論文テーマ
  1. 医療経済学、医療データの分析
  2. 資源エネルギー問題の分析
  3. 天候・自然災害に対するデリバティブに関する研究
卒業論文の狙い
  1. 厚生労働省によれば,2013年度に40兆円であった医療費総額は,人口の老齢化や医療技術の高度化に伴い今後も増加すると予想されており,適正な医療政策を通した医療資源の有効利用が我が国の最も重要な政策課題の一つとなっています。本研究では、日本の医療データ解析を通じて、この問題解決のための研究を行います。
  2. 資源価格の急落によって、我が国においても大手商社等が数千億円の赤字を計上する事態となっています。ここでは、London Metal Exchange の金属価格の分析を通して、最適な投資戦略・資源安定供給の研究を行います。
  3. 自然現象を変えることはできませんが、その影響や被害を最小にすることは可能です。本研究では, 気温・降水・日照・地震といった要素に関して統計的予測を可能にするモデルを構築・改善し, 天候や自然災害に対するデリバティブを開発・評価し,デリバティブの需要・適正価格の算定等の研究を行います。
卒業論文の内容/計画 詳細は教員と相談の上で決定しますが、次のような予定で行います。
  • 6~9月:データ分析手法等の学習と関連する論文のサーベイ、データの収集。
  • 7月中旬:テーマ詳細の決定
  • 9月~12月:データの分析とその評価
  • 1月:結果を取りまとめ論文を作成する
  • 2月:論文提出・発表会
備考

皆さんは将来、日本国内にとどまらず、世界を相手に活躍することが期待されています。そのためには、世界に通用する専門性を身につけることが必要です。現在、ヨーク大学や他大学で教員・学生を相手にセミナーを行っていますが、私からイギリスで英語を学びたい人間はいません。あくまでも専門があってのことです。卒論研究が、その手始めとなることを期待しています。

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