白山 晋 准教授


研究テーマ 工学的アプローチによる人間行動モデリング,あるいは機械学習を利用したデータモデリング
研究室の紹介

世の中のほとんどの現象や事象は複雑系として捉えられています.そのような現象や事象を分析し,また予測し,そして制御することは難しいとされます.当研究室では,主として下記の2点を目的とし,社会における複雑な現象や事象を扱うための,より良い計測手法,分析手法,予測技術の確立と高度化を模索しています.
1.
人間は,どのように
・『情報を取得し,理解し,行動するか』
・『知識化し,蓄え,利用するか』
・『伝えていくか』,
を,経験や勘の情報化(言語化)を介して明らかにする.
2.
様々なデータの背後に潜む規則性を機械学習によって明らかにする.

研究室ウェブサイト http://www.nakl.t.u-tokyo.ac.jp/shirayama/
実施場所 工学部3号館
備考 当研究室への配属を希望する場合,必ずコンタクトしてください.
sirayama@sys.t.u-tokyo.ac.jp
卒業論文テーマ
  • 工学的アプローチによる人間行動モデリング(1~2名)
  • 機械学習を利用したデータモデリング(1~2名)
卒業論文の内容/計画 以下に,これまで扱った,あるいは現在扱っているテーマを挙げます.
具体的な進め方,ゴール(目標)の設定等については問い合わせてください.
  • 工学的アプローチによる人間行動モデリング
   ・自動運転車室内のドライバーの視線行動
   ・音刺激の視線行動への定量的影響評価手法
        http://hai-conference.net/symp2017/proceedings/pdf/G-6.pdf
   ・スポーツ競技力向上のためのQuiet Eye訓練システム
        http://www.jaist.ac.jp/ks/skl/papers/sig-skl-20170303.pdf
   ・オフィス業務改善のための心理状態評価
   ・線画の回転操作および観察行動時における知覚交代の発生
   ・地図の見方に対する記憶の影響
   ・位置計測と視線計測・分析を利用した人間の理解と作業の効率化
        https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvsj/37/2/37_1/_pdf/-char/ja
   ・視線計測を用いたグラフレイアウトの視認性評価
   ・視線計測と誘目性を利用した重要領域の評価と空間のデザイン
   ・インタラクションにおける情報受容度の推定法
        http://hai-conference.net/symp2017/proceedings/pdf/G-8.pdf
   ・視覚特性を活かした情報の提示法
  • 機械学習※を利用したデータモデリング(※複雑ネットワーク分析を含む)
   ・深層学習による様々な時系列データの予測
      > 経済時系列,気候変動など
        http://sigfin.org/?plugin=attach&refer=SIG-FIN-012-08&openfile=SIG-FIN-012-08.pdf
        http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/docmas/proc/docmas-jsai-201511/kobayashi_shusuke.pdf
        http://www.scirp.org/Journal/PaperInformation.aspx?PaperID=78780
   ・深層学習を用いた竜巻発生予測
   ・解釈のしやすい結果の表現
      > 時系列速度データからのパターン抽出法
      > 非定常流れ場の低次元表現法
   ・確率モデルを利用した時空間データの可視化法
        https://www.jstage.jst.go.jp/article/tvsj/37/10/37_48/_pdf/-char/ja
   ・深層学習を利用した視線分析手法
   ・コンピュータビジョンと機械学習を利用した環境情報取得
   ・複雑ネットワーク分析とその応用
        http://www.scirp.org/Journal/PaperInformation.aspx?PaperID=76170
        https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsces/2015/0/2015_20150006/_pdf
備考

より具体的なテーマ設定は相談の上で決めますが,スキルよりも自身が何を研究したいかという熱意を重視します.

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