この講義は,前半7回,後半7回の2部構成で進行する。前半は白山准教授が担当し,自然現象,社会現象,経済現象など,人間を取り巻く環境と人間生活の中の様々な現象をコンピュータ上にモデル化し数値的に解析する手法,解析により得られたデータから必要な情報を抽出する手法についてモデリングを中心としてシミュレーション工学の基礎を学ぶことになる。後半は,鈴木(克)教授が担当し、製品設計における力学シミュレーションの活用(CAE、Computer Aided Engineering と呼ばれる)について、有限要素法を中心として、実例を交えながら概説する。また、汎用解析ソフトを用いた演習を行う。