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Q&A



Q: 大学院はどんなところに進学できるのでしょうか。システム創成学科の上に対応する大学院がないので不安です。
A: 平成20年4月より,環境海洋工学専攻,システム量子工学専攻,地球システム工学専攻が統合して新たにシステム創成学専攻が発足しました。したがって以下は古い内容になります。

旧:コースに所属する先生の多い工学系研究科システム量子工学専攻に進学する学生が多いのですが、同様にコース教育に参加している原子力国際専攻、新領域創成科学研究科の人間環境学専攻、あるいは情報学環・学際情報学府に進学する学生もかなり居ます。また、システム創成系の他専攻(環境海洋、地球システム)に進む学生や、修士から海外留学する学生も少数ですが居ます。基本的にどこの大学院にも進学できますし、先生方も自分の専攻以外の専攻に進学することに対して否定的考えを持っていません。卒業生の進路の項目も参照して下さい。


Q: 卒業後はどのような職に就けるのでしょうか。
A: 大部分の人が大学院に進学しています。過去に学部で卒業した人の就職先は、IT関係、技術系コンサルタント、エンターティメントなどの企業が多く、従来の工学部のような製造業を希望する学生はごく少数派ですが、希望すれば大体どの業界でも可能と言っていいでしょう。大学院修士課程の修了生では製造業に就く人が増えますが、それでも半数に及びません。大部分はIT関係、エネルギー・運輸などの公共サービス、コンサルタント、ソリューションビジネス、公務員などの技術職が占めています。博士課程を修了すると、さすがに大学、企業、公共研究機関の研究職に就く人がほとんどになります。基本的に、業界のしがらみなく科学技術に関する知識を生かせるどんな職にでも就ける分野だと言えるでしょう。卒業生の進路の項目も参照して下さい。

Q: 新しい分野なので就職が不安です。
A: 就職の際の大学推薦枠についてですが、最近では従来のような堅い推薦ではなく、本人の人物を見てから推薦を依頼してくるジョブマッチ方式をとる企業が多くなっており、特に有力大手企業にその傾向が強くあります。したがって、就職では伝統があり企業に「顔の効く」学科か否かよりも、まず自分を磨くことが大切です。これはどの分野でも変りません。システム創成学科では、皆さんが自分を磨くのにふさわしい環境を提供します。

Q: システム創成は広く浅く学ぶ感じで専門性が見えません。学部時代に専門性を養わないで将来大丈夫でしょうか。
A: ここでいう専門性とは何でしょうか。電気、機械、物理、化学といった従来から工学部にある専門分野ではないでしょうか。こういった分野は19世紀に確立してからほとんど変っていませんが、本来、専門分野は時代とともに変化するものです。たとえば宇宙工学、原子力工学、情報工学などは20世紀前半には全く存在しない分野でした。システム創成学は新しい分野ですから、第一に従来分野を基準にその専門性を見るのは誤りです。また、伝統的な工学基礎を決して軽視しているわけではなく、カリキュラムでも多くの教科をこれに割いています。ただし、従来分野では工学基礎のうちその分野に関連の深い部分だけをカリキュラムに入れているのに対して、システム創成では満遍なく用意して学生が自分の将来の専門性を選択できるようにしています。広く浅く、狭く深く、広く深く、どう学ぶかはあなたの選択次第です。この柔軟性がシステム創成学科の大きな特徴です。

Q: コース名にある「数理社会デザイン」とは内容がよくわからないのですが、何をやる分野なのでしょうか。
A: 一言で言うと、これまでモノ造りで培われてきた理工学的な手法を、より合理的な社会のしくみ造りに活用することを考える分野です。理工学的な手法には、具体的にコンピュータシミュレーションやプロトタイピングなどがあります。また、ITなどの先端科学技術を、社会的問題の解決に役立てることを考える分野でもあります。

Q: 社会基盤やシステム創成C(知能社会システム)にも興味があり迷っています。どう違うのでしょうか。
A: 社会基盤では社会基盤という具体的対象があって、その整備や維持を目的に社会のしくみを考えていると思われます。それに対してシステム創成Bでは特定の対象に限定せずに学ぶため、エネルギー、情報・通信、市場・経済など、理工学的手法が有効と思われる対象を広く扱います。一方、システム創成Cはビジネスや経営の視点から社会のしくみ造りを捉えているのに対して、システム創成Bは理工学的な方法論の活用の視点から捉えています。

Q: それでもシステム創成Cに興味があるのですが、システム創成の中では他のコースの教科を勉強することは可能でしょうか。
A: 卒業論文とプロジェクト以外の教科に関しては、どのコースの講義を履修してもかまいません。ですから、システム創成Bに行ってシステム創成Cの講義を聴くことも、またその逆も可能です。

Q: 男子学生と女子学生の比率はどれくらいでしょうか。
A: 平成19年度は男子41/女子1、平成18年度は38/4、平成17年度は33/2、平成16年度は31/1でした。理科I類からの進学生が多いだけあり、男性の比率が高いですね。

Q: 数学が苦手なのですが大丈夫でしょうか。
A: 数学ができればできるなりに、できなければできないなりに、それぞれの興味を広げ深めることは可能です。もし活動の過程でスキルの不足を感じた場合には、それを伸ばすためのカリキュラムの自由度と時間的余裕が準備されています。システム創成学科は個々の動機付けを尊重し、主体的な自己啓発への取り組みを積極的に応援しています。

Q: プログラミングが苦手なのですが大丈夫でしょうか。
A: 「数学が苦手なのですが大丈夫でしょうか」の項を参照して下さい。

Q: コースの雰囲気はどんな感じでしょうか。
A: 例えばこのような感じです。


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