システム創成学科B/Fコース「シミュレーション・デザイン/数理社会デザイン」
2005年度 講義シラバス
- 科目名
- 応用プロジェクト〜環境調和型デザイン
- 担当教員
- 岩田修一 教授
- 種目・単位数
- 必修 3単位
- 時期・場所
- 3年冬学期 木曜3〜5限(13:00-17:30)
本郷 工12号館1階 中会議室
- 講義の目的
- 家電製品を中心とする身の回りの人工物についての生産システムや市場での付加価値について考察し、人間、組織、社会を含んだシステムとしての技術のあり方や、産業競争力、科学技術の役割等を理解するとともに、将来、技術者として何を創成したらよいのか、考えてみる。
- キーワード
- 環境問題、材料評価、ライフサイクル、人工物工学、ブランド
- 内容
- 家電製品についての設計過程、生産ラインやリサイクルの現場についての調査を行い、産業界の担当者との意見交換を通して「システム創成」についての問題設定を行い、新しい産業社会についての構想をまとめる。
- 概要説明、家電製品の物流についての講義
- 調査・分析作業
- 作業結果の報告、解析課題
- 解析作業
- 成果発表の準備
- 成果発表と討論
- 教材
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- T.E.Graedel & B.R.Allenby: Industrial Ecology
- 循環型社会の形成に関する施策(162国会提出資料)
- 今道友信:エコエテイカ、講談社
- D.D.Kemp:Exploring Environmental Issues
- J.D.Sachs:The End of Poverty
- 成績評価の方法
- 出席と成果発表での出来、討論への参加意欲により行う。
- 受講者へのメッセージ
- 家電製品メーカーは、厳しい市場競争の中で、如何に商品としての付加価値を高め、よりよい製品を提供するかについて、日夜、熾烈な競争を繰り広げている。それは、これまでの工学が対象としてきた人工物としての基本機能だけでは記述できない価値の創出を考えた新しい発想を要求しており、そうした現場に触れることにより自分自身のキャリア設計を考えてみる。
- 備考
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