システム創成学科B/Fコース「シミュレーション・デザイン/数理社会デザイン」
2006年度 講義シラバス
- 科目名
- 基礎プロジェクト〜原子間ポテンシャルの構築と分子動力学シミュレーションの体験
- 担当教員
- 陳迎 助教授
- 種目・単位数
- 必修 3単位
- 時期・場所
- 3年夏学期 水曜3〜4限(13:00-16:15)
本郷 工12号館1階 121号講義室
- 講義の目的
- 物質・材料シミュレーションにおける原子間ポテンシャルの構築方法を習得し、そのポテンシャルを用いて分子動力学計算を体験する。
- キーワード
- 原子間相互作用、ポテンシャル、分子動力学法
- 内容
-
- ガイダンス:固体物質の特性と原子間ポテンシャルの記述法についての講義、二元系化合物(A-B)を対象システムとして選定する。
- 物質・材料データベースとハンドブックを使って、対象システムとした二元系化合物の構造データなどを調べる。
- 実験データに基つく原子A-A, B-B, A-B 間Pairwise Potential のパラメーターを決定する。
- 第一原理計算結果から3種類の原子間ポテンシャルのパラメーターを決定する。
- 構築したポテンシャルを用いて簡単な分子動力学シミュレーションを行なう。
- 成果発表と討論
- 教材
- 固体物理学の基礎についての資料を適宜配布する。
- 成績評価の方法
- 出席、成果発表及びレポートによる評価
- 受講者へのメッセージ
- 個々の原子の振る舞いとそれらの相互作用とマクロ的な物理量とのつながりを直感的に理解して頂ければと思います。
- 備考
-