システム創成学科B/Fコース「シミュレーション・デザイン/数理社会デザイン」
2006年度 講義シラバス
- 科目名
- 基礎プロジェクト〜化学反応とシミュレーション
- 担当教員
- 勝村庸介 教授
- 種目・単位数
- 必修 3単位
- 時期・場所
- 3年夏学期 水曜3〜4限(13:00-16:15)
本郷 工12号館1階 中会議室
- 講義の目的
- 化学反応に対する理解、その実験法について学ぶとともに、実際の化学系に対する現実的なアプローチを勉強する。
- キーワード
- 化学反応、反応速度定数、化学平衡、高速反応、レーザーフォトリシス、パルスラジオリシス、放射線反応、大気化学
- 内容
- 簡単な微分方程式で表現できる化学反応の素過程を理解し、化学反応を測定する手法に付いて調査する。さらに、単純な化学反応の計算は簡単に計算できますが、複数の反応が絡んできたりすると簡単では有りません。化学計算用ソフト"FACSIMILE"を用いて複雑な反応を実際に解くとともに、このような計算がどのような分野で利用されているかも調査、検討します。
- 化学反応の速度、一次反応、二次反応、逐次反応など、講義と調査を行う。
- 反応速度と測定、測定法に付いて講義と調査を行う。
- 複数の反応システムとコンピュータコード"FACSIMILE"
- FACSIMILEを用いた計算演習
- FACSIMILEを用いた計算演習(つづき)
- 適切な課題を選択しFACSIMILEを用いて解析評価し、本課題について取りまとめる。
- 教材
- 化学反応の基礎、FACSIMILE ソフト使用法などの資料を配付する。
- 成績評価の方法
- 出席と最終レポートの提出による。
- 受講者へのメッセージ
- 化学反応は簡単な微分方程式で表現できます。これらの重要なパラメーターの一つが反応速度定数です。反応速度定数の実験的決定法を学びます。簡単な反応系からスタートして複雑な系への展開をしつつ、現実的な課題に専用ソフトを適用する実習を通じて「化学反応とシミュレーション」について勉強します。
- 備考
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