システム創成学科B/Fコース「シミュレーション・デザイン/数理社会デザイン」
2006年度 講義シラバス
科目名
応用プロジェクト〜50年後の未来を予測する −新技術の普及過程モデリング−
担当教員
奥田洋司 教授
種目・単位数
必修 3単位
時期・場所
3年冬学期 木曜3〜5限(13:00-17:30)
本郷 工12号館1階 中会議室
講義の目的
水素を基軸とする持続可能な社会の実現には、燃料電池車をはじめとする新技術の普及が不可欠である。技術普及過程のマルチエージェント・モデリングを通じて、人、組織、社会に付随する非工学的な価値観をどのように定量化・デジタル化するべきか、について考察する。
キーワード
マルチエージェント・シミュレーション、価値の定量化、水素社会
内容
第1回(12/7)
  概要説明
  マルチエージェント・シミュレーションの基礎
  フレームワーク(MADS)の利用についての実習
第2回(12/14)
  フレームワークにおけるエージェント設計についての実習
  燃料電池車に関する調査
第3回(12/21)
  エージェント特性の設定に必要な基礎データの収集
第4回(1/11)・第5回(1/18)
  収集したデータに基づくエージェント・モデリング
  技術普及過程シミュレーションの実行
  感度解析、シナリオ分析
  成果発表会の準備
第6回(1/25)
  成果発表会
教材
資料およびプログラムを適宜配布する
成績評価の方法
出席、レポート、成果発表の結果から総合的に判断する
受講者へのメッセージ
水素社会における新しい価値について、また、水素社会への円滑な移行のための社会制度設計について、ともに考えましょう。
備考