システム創成学科B/Fコース「シミュレーション・デザイン/数理社会デザイン」
2006年度 講義シラバス
- 科目名
- 領域プロジェクト〜分子動力学計算による結晶中の欠陥のシミュレーション
- 担当教員
- 阿部弘亨 助教授
- 種目・単位数
- 必修 3単位
- 時期・場所
- 4年夏学期 木曜3〜5限(13:00-18:00)
本郷 工12号館1階 121号講義室
- 講義の目的
- 結晶を構成する原子は格子点上にじっとしているわけではない。それらは激しく運動し、格子欠陥を作っては消えていくというプロセスを繰り返している。本テーマでは、計算機上に結晶を構築し、人為的あるいは熱的に導入した欠陥を分子動力学計算によって模擬する。そのために、格子欠陥や分子動力学計算の基礎知識を学習し、実際にプログラムを作って動かしてみる。
- キーワード
- 分子動力学計算、格子欠陥
- 内容
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第一週:全体ガイダンス、分子動力学計算の概要説明
第二週:格子欠陥の基礎学習
第三週:分子動力学計算のデモンストレーション
第四週:モデル作成
第五週:モデル作成
第六週:発表会
- 教材
- 「分子動力学計算による物理化学実験」
- 成績評価の方法
- 出席とレポートに基づいた評価
- 受講者へのメッセージ
- 原子は動く。なのに石は45億年経っても石のまま。なぜ?
- 備考
- 講義「物質システム科学」が参考となる。