システム創成学科Bコース「シミュレーション・数理社会デザイン」
2007年度 講義シラバス
- 科目名
- 基礎プロジェクト〜化学反応とシミュレーション
- 担当教員
- 勝村庸介 教授、室屋裕佐 助教
- 種目・単位数
- 必修 3単位
- 時期・場所
- 3年夏学期 水曜3〜4限(13:00-16:15)
本郷 工8号館3階 324B室
- 講義の目的
- 化学反応に対する理解、その実験法について学ぶとともに、実際の化学系に対する現実的なアプローチを勉強する。
- キーワード
- 化学反応、反応速度定数、化学平衡、高速反応、レーザーフォトリシス、パルスラジオリシス、放射線反応、大気化学
- 内容
- 簡単な微分方程式で表現できる化学反応の素過程を理解し、化学反応を測定する手法に付いて調査する。さらに、単純な化学反応の計算は簡単に計算できますが、複数の反応が絡んできたりすると簡単では有りません。化学計算用ソフト"FACSIMILE"を用いて複雑な反応を実際に解くとともに、このような計算がどのような分野で利用されているかも調査、検討します。
- 化学反応の速度、一次反応、二次反応、逐次反応など、講義と調査
- 反応速度と測定、測定法に付いて講義と調査
- 複数の反応システムとコンピュータコード"FACSIMILE"
- FACSIMILEを用いた計算演習
- FACSIMILEを用いた計算演習(つづき)
- 適切な課題を選択しFACSIMILEを用いて解析評価し、取りまとめ
- 教材
- 化学反応の基礎、FACSIMILE ソフト使用法などの資料を配付する。
- 成績評価の方法
- 出席と最終レポートの提出による。
- 受講者へのメッセージ
- 化学反応の一つ一つはシンプルな方程式で表現できることが知られています。しかし、現実の系は沢山の反応が同時に進行しています。このような問題は、我々の周りに多く存在しています。これらについて、どのようにアプローチするのか勉強してみましょう。
- 備考
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