松橋隆治 教授 テーマ一覧

はじめに

私の研究室では、以下のような研究を行っています。社会システムの分析理論と政策・制度設計を融合することにより、社会を望ましい方向に動かす研究を目指しています.
私の研究室を希望する場合に求めることは、研究には真摯に取り組むことです。例えば、大学院などで研究を続けたい人や卒業後就職する人でも研究に前向きに取り組む人を歓迎します。具体的な研究テーマは例えば以下のようなものです。


説明会

テーマの説明会と研究室見学については、追って連絡致します。

領域プロジェクト(最大受入可能人数:2名)

領域プロジェクト名称 CO2排出量取引システムの制度設計に関する研究
最大受入人数 1名
プロジェクトの狙い 京都議定書の中でも京都メカニズムに属する排出量取引やCDMなどは、地球環境の改善と同時に、南北格差の縮小や途上国への技術移転を促進する効果も期待できるだけに、日本が最も重視すべき制度である。京都議定書の第一約束期間に入り、日本においても排出量取引制度の試行が開始されると共に国内CDMという独自の制度が開始された。また、東京都でも独自の排出量取引制度を開始する予定である。本研究では、経済工学の理論を用いた国内CDMの制度設計や、エージェントシミュレーションなどの手法を用いた望ましい取引制度の設計に関する研究を行う。
プロジェクトの内容 以下の2つのテーマを考えています。
  1. 経済工学理論を用いた国内CDM制度の設計
  2. 国内の排出量取引制度のシミュレーション
 詳細は相談してください.
ホームページ http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/globalenv/matu/
領域プロジェクト名称 太陽光発電の大量導入を前提にした民生用省エネルギー方策の研究
最大受入人数 1名
プロジェクトの狙い 日本政府は、低炭素社会への移行を目指し、太陽光発電の大量導入に向けた検討を開始した。太陽光発電の大量導入には、電力系統側の安定化のための技術的課題に加え、需要・供給双方の経済性の障壁がある。このような障壁を乗り越えるためのシステム設計と政策提案を目標とする。
プロジェクトの内容 本研究では、民生部門に焦点を当て、建築物用熱負荷算定モデルと太陽光発電の日射量デーを用いて、家庭のエネルギー需要の算定と、太陽光発電の大量導入が系統に及ぼす影響を算定する。また、太陽光発電パネルと蓄電池の将来的な経済性の変化を予測し、一般需要家の支払意思額の計測に基づいて、大量導入を可能にする政策提案を行う。
ホームページ http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/globalenv/matu/
領域プロジェクト名称 スポーツにおける諸戦略の研究
最大受入人数 1名
プロジェクトの狙い スポーツは、青少年の教育や成長など健全な社会の維持発展に関わっており、スポーツと社会システムの関連を研究することは有意義である。また、ゲームとしてのスポーツに着目し、その勝利のための戦略を検討する上で社会システム分析の手法を応用することが可能であり、興味深い研究分野を提供している。
プロジェクトの内容 上記のような観点を踏まえ、スポーツと社会の関係を数理的に分析する。本プロジェクトの中には、スポーツと経営の問題、スポーツと教育の問題、あるいは野球など諸スポーツにおける勝利のための戦略学など多様な内容が含まれる。現状において、未成熟な分野であり、また具体的な対象の設定は、個人の希望に負うところが大きいため、自覚と主体性を持って研究に取り組む必要がある。
ホームページ http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/globalenv/matu/

卒業論文(最大受入可能人数:3名)

※領域プロジェクトから引き続き行う場合もあります

卒業論文テーマ 京都議定書遵守のための民生用省エネルギー方策の研究
最大受入人数 1名
卒業論文の狙い 既に始まった京都議定書第一約束期間において、日本の数値目標遵守は厳しい状況となっている。特に、民生部門と運輸部門における温室効果ガスの増加率は高く、当該分野における省エネルギーを如何に進めるかが成否の鍵を握っている。
卒業論文の内容 本研究では、民生部門に焦点を当て、建築物用熱負荷算定モデル・家電製品の普及予測モデルなどを組み合わせて、第一約束期間におけるエネルギー消費と温室効果ガス排出予測を行い、トップランナー方式とその他の省エネルギー促進政策を提案し、その効果を評価する。また、近隣地方自治体と協力し、一般家庭のエネルギー消費の実測と省エネ行動などを計測し、インタネット調査や省エネ促進ソフトなどの開発も含めて多面的な研究を推進する。
卒業論文テーマ 超長期脱温暖化社会のシナリオ分析
最大受入人数 1〜2名
卒業論文の狙い 気候変動に関する政府間会合(IPCC)第四次評価報告書では、超長期的な気候変動のリスクを勘案した温室効果ガスの抑制シナリオを検討している。こうした超長期ビジョンに関しては、日本国内においても、国立環境研究所や経済産業省において、技術普及シナリオや温室効果ガスの削減シナリオが検討されている。
卒業論文の内容 本研究では、こうした超長期的視点からの温室効果ガス抑制シナリオを実現できる社会システムの実現とそれに必要な技術普及制度について検討する。
卒業論文テーマ スポーツにおける諸戦略の研究
最大受入人数 1〜2名
卒業論文の狙い スポーツは、青少年の教育や成長など健全な社会の維持発展に関わっており、スポーツと社会システムの関連を研究することは有意義である。また、ゲームとしてのスポーツに着目し、その勝利のための戦略を検討する上で社会システム分析の手法を応用することが可能であり、興味深い研究分野を提供している。
卒業論文の内容 上記のような観点を踏まえ、スポーツと社会の関係を数理的に分析する。あるいは野球など諸スポーツにおけるデータに基づき、勝利のための戦略学を構築する。

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