大武 美保子 准教授

大武研究室では、未来の社会システムを想定して、 そこで必要とされる人間の認知活動を支援する基盤技術と、 基盤技術を組み合わせてサービスを実現する方法について、 NPOや企業、病院、自治体等の現場と連携し、研究しています。 次に挙げるテーマ以外にも、取り組んでみたいテーマがありましたら、ご相談下さい。 配属を検討される方は、メールにてご連絡下さい。 連絡先は、otake 'at' race.u-tokyo.ac.jp('at'を@に置き換えて下さい)です。

領域プロジェクト(最大受入可能人数:2名)

領域プロジェクト名称 会話積極性計測評価技術の開発
最大受入人数 最大1名
プロジェクトの狙い 外から人間が観察すると、興味を持って聞いているか、最初から聞く気がないかは一目瞭然ですが、これをある程度客観的な状態量により評価する技術を開発します。 具体的には、身ぶり手ぶりや顔の向きなど、非言語的な特徴量に基づいて、会話への積極性を計測評価する手法を開発します。 さらに、脳血流量や、心電、心拍、呼吸など、生理活動を同時計測することで、外から計測可能な状態量と、センサにより得られる内部状態量との関係を探ります。 この技術は、認知機能維持向上を必要とする高齢者の認知症予防サービスの他、教育分野等への応用が期待できます。
プロジェクト開催場所
  • 工学部12号館 人工物工学研究センター分室(本郷キャンパス)
  • 柏総合研究棟 人工物工学研究センター(柏キャンパス)
  • オンライン(メール、ウェブサイト等を活用します)
プロジェクト計画 詳細に関しては面談によって決めます。
ホームページ
領域プロジェクト名称 共想法実施解析支援サービスの研究
最大受入人数 最大1名
プロジェクトの狙い 共想法とは、高齢者の認知機能維持向上を目的として開発した会話支援手法です。 1)テーマを決めて写真を持ち寄り、話し手の写真を映し出し、2)時間と順序を決め、話し手と聞き手を明確にする、 という二つの特徴を持ち、各地の病院や福祉施設での活用が始まっています。 現場での実施を通じて知見を集め、効果を検証するための一連の手順を明らかにします。 NPO法人ほのぼの研究所の他、長崎の病院、埼玉のNPOと連携して研究を進めます。
プロジェクト開催場所
  • 工学部12号館 人工物工学研究センター分室(本郷キャンパス)
  • 柏総合研究棟 人工物工学研究センター(柏キャンパス)
  • オンライン(メール、ウェブサイト等を活用します)
プロジェクト計画 詳細に関しては面談によって決めます。
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領域プロジェクト名称 遠隔会話支援ロボットの研究
最大受入人数 最大1名
プロジェクトの狙い 遠隔でのグループ会話を支援するロボットについて研究します。 高齢者同士のグループ会話を、高齢者が遠隔操作するロボットが司会し、補助することができるかどうかを確かめます。 共想法に基づくグループ会話を解析し、これに基づいて介入アルゴリズムを開発します。 この技術は、介護施設等に入居する高齢者同士の会話を、施設外の家族やボランティア、もしくは自律ロボットが支援するサービスにつながります。
プロジェクト開催場所
  • 工学部12号館 人工物工学研究センター分室(本郷キャンパス)
  • 柏総合研究棟 人工物工学研究センター(柏キャンパス)
  • オンライン(メール、ウェブサイト等を活用します)
プロジェクト計画 詳細に関しては面談によって決めます。
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領域プロジェクト名称 ヒト脳神経系シミュレーションの研究
最大受入人数 最大1名
プロジェクトの狙い 神経系モデルを構築し、ヒトの神経系が行っている情報を処理する過程をできるだけリアルに再現することを目指します。大量の神経科学知識を統合し、見たり(視覚情報)、聞いたり(聴覚情報)、覚えたり(記憶)、感じたり(情動、感情)している時に、脳内で行われている情報処理を、三次元解剖学モデルと機能モデルを組み合わせて可視化します。外部から観測される行動に基づいて、内部状態を推定するための基盤技術となります。
プロジェクト開催場所
  • 工学部12号館 人工物工学研究センター分室(本郷キャンパス)
  • 柏総合研究棟 人工物工学研究センター(柏キャンパス)
  • オンライン(メール、ウェブサイト等を活用します)
プロジェクト計画 詳細に関しては面談によって決めます。
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卒業論文(平成23年度受入なし)

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