東京大学

Systems Innovation,Faculty of Engineering,The University of Tokyo

 

学科長挨拶

現代を生きる私たちには、文明の持続・発展のため、21世紀型の諸問題に対し世界全体として新しい解決法を見出し、社会と経済と環境を調和させる新しいシステムを創造していくことが求められています。もはや20世紀に構築された科学・工学技術のみで対応できるものではありません。社会科学などの知識・方法論も融合した俯瞰的視点をもち、革新的なディシプリンの創出・深化・総合化を目指していく必要があります。

 

システム創成学科は、このような観点に基づき、自然科学、工学から社会科学までを包含したカリキュラム設計により、産業や経済や行政の多様な問題を解決するだけではなく、システムとしての包括的な大局解を求め、大きなイノベーションに挑戦する人材を養成することを目的としています。

 

以前は脱炭素化(=環境への配慮)と経済成長は相反するものと思われていましたが、近年は両者の問題は切り離してともに前進できるという機運が盛り上がって来ています。そこではシステム創成的な思考が非常に深く役立っているはずです。ところが、残念なことにやはり触れずにいられないのがコロナ禍の問題です。感染症のパンデミック対策としての人の移動制限や非接触化が経済活動に世界的なダメージを与えている状況を前にして、我々はまた課題を突き付けられました。

 

工学、人、社会、環境、これらを総合的に俯瞰し、新しいシステムを創成してゆく力がまさに必要とされているのです。

2021年4月
システム創成学科 学科長 奥田 洋司(おくだ ひろし)

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