システム創成学科の在校⽣・卒業⽣にシステム創成学科を選んだ理由、研究内容をインタビューしました。
私がAコースを選んだのは、技術のことを知りながら社会について語れる人間になりたかったからです。私は東京大学に文系で入学しました。当時の私は、技術の背後にある物理や数学についても知りたいけど、とっかかりが見えないなと感じていました。その点、エネルギー・環境問題は私にとってうってつけのテーマでした。エネルギー・環境問題は経済や社会と密接に結びついている一方で、ベースには必ず自然現象があります。エネルギー・環境という切り口で、経済学から流体力学まで幅広い学問領域を横断的に学ぶことができるAコースでの時間は、他では得難い経験です。私は現在、数理最適化という手法を使って社会にとって最適なエネルギーシステムを選択し、設計する研究に取り組んでいます。研究で出会う一つ一つの技術をただの数値としてではなく、「これはあの時習った物理現象が関係している」と感じられたときに、自分自身の成長とAコースでの日々が思い出されます。社会と技術。その2つの交差点としてのエネルギー・環境問題を学ぶことは、単なる知識を手に入れる以上に、様々な学問領域に裏打ちされたものの考え方を身につけることなのだと考えさせられます。
Aコース(E&E)
環境・エネルギーシステムBコース(SDM)
システムデザイン&マネジメントCコース(PSI)
知能社会システム